東中野モナミ

ずっと、あそこはなんだったのかと引っかかり、
子供ながらに禁断の場所のような、なにやら心惹かれる場所だった、
東中野のモナミを検索してみたら、なんとあった!
子供の頃親と食事に行ったり、子供同士で庭に入り込み遊んだ場所。
でも油の匂のする木の床にヤシ系の植物の鉢、
天井の扇風機のマイアミのイメージの喫茶店の写真は、なかったけれど。
驚いたことに、ここには文化人の錚々たる方たちが集まっていたとある。
我が家から、2,300mのところに!
名付け親はなんと岡本かの子!
喫茶店奥の建物は、フランクロイドライトとあり、ほんまかいなの名前。
モナミになる前は、個人住宅だったとある。 (このモナミから裏側の落合にかけては、文化の香りいっぱいのお屋敷が
並んでいて、よく探検に行った。七夕用の笹をもらいに行ったり・・)
私がいた頃の東中野は、下町とはんぱないお屋敷がはっきり分かれていて
(我が家は、もちろん神田川そばの下町側)
洋館からは、黒づくめのマントのおばあさんが出てきたり、
ゴミ拾いの父親を手伝いで学校に来れない同級生がいたり
不思議なエリアだったのが、
今、こういう何方かの文を読むと納得の場所。
下の写真は、モナミの脇のたぶん、戦後闇市から定着した店たち。 左のパン屋のロゴもやけにバタ臭い。
この数件向こうに、間口1間もないアメリカのお菓子屋があり、
よく、100%ケミカルな風船ガムやキャンディを買った
私の小さなアメリカだった。
傷痍軍人もここで数人物乞いをしていた時代。
涼しくなったら、念願の東中野散歩せねば!